いやだの中身

いやだの中身1

すむちが家でお風呂に入らなくなって8か月が経つ。
外出した暑い日に、そのまま寝ることがないように、
パジャマに着替える前に(せめて)背中や首、顔の清拭を事業所に頼んだ。
その夜は着替えもできたし清拭もしてもらえたので、私はほっとしたのだが、
「お風呂に入ることが普通なのに、お風呂の選択肢を用意できずに、すぐに
清拭になってしまったところが残念です。」
とサービス提供責任者が謝った。

着替えよう、清拭しようとなった時に、すむちは「いやだ。」を即答する人だから、
ここで、たいていの介護員がひるむ。本人の意思=着替えたくない と理解する。
何がいやなのかを良く考えて欲しいと事業所では介護員たちに伝えている。
着替えるのがいやなのではなくて、別の何かがいやなのではないか。
今はいやだ。トイレに行ってから、歯磨きしてから、このテレビが終わって・・・からする。
それを理解するのは、いやだ以前から行動をともにしている人だけができることだ。
行動をたどっていれば、分かることなのだと思う。
ここで着替えるのが嫌なんだと解釈してしまえば、後で着替えるつもりのすむちは、
また「いやだ。」を言わなければならない。
何がいやなのかを分かる為には、凄い集中力が必要だ。
すむちのヘルパーは頭脳労働だ。

先日も、泊まり介助の時に、朝、行ってみると
前日の服装のまま、靴下もはいたまま、タオルケットもかけずに寝ていた。
すむちは、足が氷のように冷たい時以外は、靴下は脱いで寝る人だ。
私が靴下を脱がして、タオルケットをかけると、体をグウーッと伸ばして、
気持ち良さそうに眠り続けた。
でも、これをこのままこのようにして下さいと言うと、
他の選択肢もなくこの通りをいつもすることになりかねない。
人に物事を伝えるのは難しい。

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